皆様、こんにちは!
最近、インドのBIS(Bureau of Indian Standards)規制に関するお問い合わせを多数いただいております。グローバル市場、特に成長著しいインド市場でのビジネス展開をされている皆様にとって、この新たな規制への対応は喫緊の課題であり、どのように進めるべきか頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか。
そんな中、インド市場で事業を展開されている皆様に、非常に重要な安全規制に関する最新情報が届きましたので、いち早くお伝えいたします。
目次
インド 機械・電気機器安全規制の改定について
背景
- インド政府は、公共の利益のため、インド規格局(BIS)と協議の上、機械および電気機器の安全に関する規制の改定を決定しました。
- この改定は、2016年インド規格局法第16条、第17条、第25条に基づき、インド重工業省によって発表されました。
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改定された命令の名称
- 本改定命令は「機械・電気機器安全(総合技術規制)改正命令2025」と称されます。
- 本改正は、官報への掲載日より発効します。
主要な改定内容
施行日の延期
- 旧規定: 「機械・電気機器安全(総合技術規制)命令2024」では、施行日が「官報掲載から1年後」とされていました。
- 新規定: 施行日は2026年9月1日に延期されます。
適用対象と開始日
- 本命令の別紙(第一付属書)に記載されている機械および電気機器への適用は、2026年9月1日からとなります。
- ただし、同付属書に記載されているアセンブリ、サブアセンブリ、およびコンポーネントについては、インド政府が官報で別途通知する日から適用されます。
改定の目的
- 今回の施行日延期は、製造業者および輸入業者の皆様が、新たなBIS要件に基づく製品の適合性評価および認証プロセスを完了するための十分な準備期間を確保することを目的としています。
- これにより、インド市場への製品導入がより円滑に進むことが期待されます。
今後の対応について
今回の延期は、準備期間が延長されたものであり、規制自体が撤回されたわけではありません。この猶予期間を有効活用し、貴社の製品が新たなBIS要件に確実に適合するよう、認証プロセスの計画を立て、着実に実行していくことが重要です。
弊社では、BIS案件に関してVDEグローバルサービスジャパン株式会社様と協力して、引き続きインドBIS規制に関する最新情報を提供し、皆様のインド市場でのビジネスをサポートしてまいります。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
