CE マーキング自己宣言支援サービス
インテリスクのCE マーキング自己宣言支援サービスとは、機械規則 EU 2023/1230、または、機械指令 2006/42/EC への適合を支援するサービスです。当社は、お客様がCE マーキングの自己宣言を円滑に行えるようサポートを提供します。
代表的なサービスは以下の通りですが、これに限らずお客様のニーズに柔軟に対応いたします。
インテリスクの機械規則・機械指令適合支援サービス
- 機械規則または機械指令適合レポートの作成
- B規格、C規格テストレポートの作成
- サマリーレポートの作成
- 各種試験のためのサポート
- テクニカルファイル作成のためのサポート
CE マーキング自己宣言支援サービスの流れ
1. 技術ミーティングの実施
対象の機械について、設計コンセプト、開発のスケジュール、および課題などについて、詳細な技術ミーティングを複数回行います。
提供された情報を元に、該当する機械規則、機械指令、および整合規格を特定し、CE 自己宣言に必要な技術図書(TD, technical documentation)および技術ファイル(TF, technical file)の準備に必要な手順をご案内いたします。
2. 必要な資料の収集
プリチェックの当日までにお客様がご提出いただく資料が必要です。これには以下が含まれます。参考になる資料がない場合でも、当社は適切なアドバイスを提供しますので、お気軽にお問い合わせください。
- 電気部品、機械図面
- PL 計算、SRS、安全コントローラー等のソフトウェアのコピー
- リスクアセスメント
- 類似機械の写真など
3. 事前調査の実施
対象機械や類似の機械が存在する場合、事前調査をおこないます。これには、お客様の許可を得た範囲での写真撮影や動画撮影が含まれます。事前調査は、正確な見積りの提供とプロジェクトの進行のために行います。
4. 技術ミーティングの柔軟な提供
技術ミーティングでは、アプリケーションチェックとして、対象の機械について対応規格を決め、サービスのスコープを決めます。同時に、費用、および納期についての詳細をお互いに確認し合います。
お客様との技術ミーティングは、2つの柔軟な方法でご利用いただけます。ご来社いただく方法と、オンラインミーティング形式をご用意しています。
1. 書類上でのプリチェック
機械図面や電気図面をご提出いただき、図面を基に機械規則・機械指令の必須健康安全要求 (EHSR, essential health and safety requirements)、および整合規格などからの逸脱をチェックします。大きな逸脱があればすみやかにお知らせいたします。
2. 電気部品プリチェック
採用される電気部品や安全部品などは,、基本的にCE マーキングが貼り付けられた部品に限ります。この確認作業は、第三者認証機関が発行する認証書 (CoC, certification of conformity) または製造者が発行する宣言書 (DoC, declaration of conformity) を通じて行います。半完成品にはCE マーキングの貼り付けが義務付けられていませんが、製造者の半完成品としての宣言書が必要です。
3. 現場プリチェック
対象となる機械や類似機が存在する場合、現場でのチェックを行います。お客様には、できる限り実際に機械を動作させていただきながら、機械の詳細をご説明いただきます。プリチェックでは、パソコンを持ち込みお客様の許可を得た範囲での写真撮影や動画撮影を実施します。
4. サマリーレポートの提出
現場でのプリチェックはサマリーレポートとして、規格の要求からの逸脱事項をまとめたサマリーレポートを提出いたします。このレポートにより、製造前に不適切な安全対策を特定でき、本番の機械規則、または機械指令適合評価時に不適合項目を削減し、お客様に金銭的な利益や納期のメリットが生まれます
1. SRP/CS チェック
お客様から提供いただいた電気図面、PL 計算書、およびリスクアセスメントを基に、安全関連回路の評価を行います。この評価の主な目的は、安全関連回路 SRP/CS が要求される PLr を満たしているかどうかを確認することです。
2. SRP/CS チェックレポート
SRP/CS において必要な修正や改善点があれば、それらを特定し、サマリーレポートの一部として提出いたします。
当社では、SRP/CS の評価だけでなく、安全関連回路のリスクアセスメント支援サービス、PL計算、SRS の作成支援なども提供しています。お気軽にお問い合わせください
1. 本評価
当社では、機械規則EU 2023/1230 、または機械指令 2006/42/EC への適合を支援するプロセスを「本評価」と呼んでいます。この本評価は、評価対象の機械が機械規則、機械指令、および整合規格などに適合しているかどうかを確認する重要なステップです。本評価プロセスは、現場での実地評価を含んでいます。
機械規則・機械指令、および関連する整合規格に基づき、機械が適合しているかどうかを評価します。レポート作成のために、お客様の許可を得た範囲での写真撮影や動画撮影を行います。
3. 書類の評価
提出された技術図書や技術ファイルを評価します。最終的には、機械のマニュアルも評価対象に含まれます。
3. 本評価サマリーレポート
本評価において、機械が機械規則、機械指令、および整合規格などから逸脱している箇所が見つかれば、それらを特定し、修正や改善点を詳細にまとめたサマリーレポートとして提出いたします。
1. テストレポートの作成
当社は、機械規則、機械指令、および整合規格などに基づいた適合性評価に関するレポートを、ISO またはIEC フォーマットのテストレポートと呼ばれるレポートフォーマットとして提出いたします。このテストレポートは、条文ごとに評価結果 (PASS, FAIL, または N/A) を示し、それぞれの評価に対する詳細なコメントが添えられています。
2. 適合性の判断
機械規則、機械指令、および整合規格などの適合性は、テストレポートに FAIL 評価が無くなった時点で適合とみなすことができます。
3. 自己宣言の準備
お客様は自己宣言のための EC 適合宣言書を作成し、機械にCE マーキングを施すための準備が整います。これにより、製品はEU 圏に上市することができます。
1. 適合性評価における試験サポート
適合性評価の一環として、電気試験やEMC 試験などが最低限必要です。また、特定のケースではこれら以外の試験も必要となることがあります。例えば、レーザー漏れ測定や騒音試験などが該当します。
2. 提携ラボのご紹介
当社では、お客様のプロジェクトに合わせて適切な試験プランを立案し、必要な試験の測定業務をサポートいたします。さらに、必要な場合には、当社の提携ラボをご紹介し、信頼性の高い試験を受ける手助けをいたします。