弊社では、11月中旬にY社様でISO 13849-1:2023 のセミナーを実施しました。ISO 13849-1 とは、機械の安全関連部品の設計や検証に関する国際規格です。このセミナーは、以下のような方々を対象に開催しました。
- 安全関連回路の設計に携わる方
- リスクアセスメントの方法を学びたい方
- 入社間もないエンジニアや初学者の方
セミナーでは、ISO 13849-1 の基礎から応用までを分かりやすく解説しました。セミナー資料は、お客様のニーズに合わせて100%オリジナルで制作し、約120ページに及びました。セミナーは前編と後編に分けて実施し、それぞれ以下の内容をカバーしました。
前編
- ISO 13849-1 の概要
- リスクアセスメントの方法
- 故障モードの概念
- PFH, MTTFd, DC, カテゴリーの概念と計算
- パフォーマンスレベルの求め方と練習問題
後編
- 前編の復習
- 故障除外とCCFの考え方
- 機能安全の説明(SIL, SRASW, SRESW, Vモデルなど)
- 実践演習とその解説
- 確認テスト
セミナーには、会場に30人以上の方がご参加いただき、立ち見も出るほどの盛況でした。また、遠隔地からはTEAMSでライブ配信をしながら20人以上の方がオンラインでご参加いただきました。セミナー中には、活発な質問や意見交換があり、参加者の皆様の熱意や関心が高いことが伺えました。
私も、長時間にわたるセミナーでしたが、やりがいのある内容でした。
今回のセミナーを通じて、安全関連回路の設計に役立つ知識やスキルをお伝えできたと思います。参加者の皆様には、感謝の気持ちとともに、今後のご活躍をお祈りしています